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統合医療におけるEBM

EBMとはevidence based medicineの略で、「科学的根拠に基づく医療」と訳されます。すでにある医療情報や臨床データなど数多くの根拠に基づいて、統計学的に最良の判断を医師の経験だけでなく客観的に行う医療のことで、日本の医療現場においてもおおむね定着してきたと言えるでしょう。
西洋医学を実践する医師にとって、伝統医学や民間療法など文化から生まれた補完代替医療はエビデンス(科学的根拠)に乏しく受け入れがたいと思われがちですが、統合医療を求める声が広がる昨今では欧米を中心に研究が推進されており、作用や有効性のエビデンスが証明されたものも、増加しています。
私たち統合医療臨床情報センターとしては、エビデンスの高い成分を検証し活用するだけでなく、より確実なものとするためにさらなる臨床および臨床データの収集・共有を進めています。そしてこれからも代替医療の発展と患者様一人ひとりのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を、医学的な観点から追求していくために力を尽くす所存です。