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統合医療が求められる背景

欧米では特に代替医療への関心が高く、政府も研究を推進しており、サプリメントや鍼灸など各種治療法に至るまで、数多くの科学的な根拠を提供しています。
このように代替医療が注目される背景には、病院で主に施される療法が表面的な対症療法に偏っているために根本的な治療がなされず、ガンや心臓病、糖尿病などの病気に対して有効性が低いという事実があるからなのです。
また、従来の医療は病気になって初めて行うものでしたが、近年では根本的な病気の予防に目が向けられつつあります。
残念ながら、現在のわが国には補完代替医療に取り組む政府機関がなく、アメリカやヨーロッパに比べて遅れをとっていると言わざるを得ません。しかし、日本は漢方薬を古来より使用してきた歴史をもち保険診療として認めている数少ない国の一つであるため、実は代替医療を最もよく実践していると言えるのです。
少子高齢化が加速する現代において、国民一人ひとりが健康で自立した毎日を送るためにも、統合医療の推進と発展を求める声は日々大きくなっています。